歯科治療を行う先生とスタッフ

口腔がん検診

Oral cancer screening

口腔がん検診と5つのがん検診

多くの皆様は、お口の健康が良好に保たれ、毎日のおいしい食事、素敵な笑顔、楽しい会話といった日々の生活を健康で豊かにお過ごしだと思います。そのような皆様の日々を支えるべく、これまで当院では口腔の健康維持を目的として、お口の二大疾患であるむし歯や歯周病の予防医療に力を入れメンテナンスに取り組んで参りました。

一方で、我々は、皆様の日々の健康と生活を守るためには、むし歯や歯周病だけででなく、口腔および全身の健康を脅かす可能性のある疾患に対しても適切に対応する必要性を認識しています。そこで当院では、生涯にわたる皆様の口腔の健康維持に責任を持ち、さらなる質の向上を目指すべく、「がん検診」を平成30年9月より開始致しました。

当院では、二つのがん検診プランを
ご用意しております。

  • 1)「口腔内蛍光観察装置を用いた口腔がん検診」
  • 2)「唾液でわかる5つのがん(膵、肺、大腸、乳、口腔がん)リスク検診」

皆様におかれましては、是非この機会に「がん検診」を受診ください。「がん」は早期発見、早期治療が何より重要な疾患です。年に1度は必ず受診していただくことを推奨しております。

     

1)口腔内蛍光観察装置を用いた口腔がん検診

健診内容: 問診・視診・触診・専用の蛍光観察装置により粘膜に光を当てることで以上の有無を確認
専門医サポート(日本口腔外科学会認定の口腔外科専門医による画像所見の確認)
費  用: 6,000 円(税抜)
専門医サポート(日本口腔外科学会認定の口腔外科専門医による画像所見の確認)
検診後、報告書をお渡しします。検診の結果、精査や治療が必要な可能性がある場合には、専門機関へご紹介する場合がございます。
参考URL: https://www.oralcancer.jp/4510p1/
口腔内蛍光観察装置(ORALOOK®)

【口腔内蛍光観察装置(ORALOOK®)】
口腔内蛍光観察装置(ORALOOK®)は、以下のような口腔粘膜異常を観察するための優れた医療機器です。

  • ・様々な原因によって引き起こされる炎症(扁平苔癬、苔癬型反応、アマルガムアレルギー等)
  • ・扁平上皮乳頭腫
  • ・唾液線腫瘍
  • ・がんと前がん病変
  • ・ウイルス、真菌、及び細菌感染

口腔内蛍光観察装置(ORALOOK®)は、染色や時間のかかる観察手順を必要としません。歯科医院で短時間に観察することができます。

2)唾液でわかる5つのがん(膵、肺、大腸、乳、口腔がん)リスク検診

健診内容: 唾液の採取による膵がん、肺がん、大腸がん、乳がん、口腔がんの5つのがんのリスク検査
専門医サポート(日本口腔外科学会認定の口腔外科専門医による画像所見の確認)
費  用: 27,000円(税抜)
検診後、報告書をお渡しします。検診の結果、がんのリスク値が高い場合は、専門機関へ相談されることをお勧めいたします。
リスク値が低い場合でも、定期的にサリバチェッカーを受診して、がんリスクの状況を確認することをお勧めいたします。
参考URL: https://salivatech.co.jp/

だ液は「身体の鏡」といわれ、血液や尿と同じように健康状態の指標となる多くの情報を含みます。だ液中の成分の大部分は血液由来のため、がん細胞からしみ出す代謝物は血管を通り、だ液中にしみ出します。最新の測定装置を用いてこれらの物質を分析・解析することでがんの疾患リスクを評価しています。

特徴とメリット

メリット 1
だ液だけで手軽に検査。身体への負担がありません

唾液検査用の専用器具

当検査はストローで少量のだ液を容器にとるだけ。採取にかかる時間もたったの数分間で終わります。だ液をとるだけなので、血液検査のような痛みや検査後に具合が悪くなったり、体力が奪られるようなこともありません。どなたでも身体への負担を心配することなく安心して受けることができます。

メリット 2
複数のがんリスクを同時に算出

人体のイラスト

1度のだ液採取で膵がん、肺がん、大腸がん、乳がん、口腔がんの5つのがんのリスクを調べることができます。また、がん種ごとにそれぞれのリスクを算出します。

メリット 3
「今」のリスクが分かる

診断結果のサンプル

遺伝子検査のような生涯の遺伝的可能性の検査とは異なり、検査した時点での身体の代謝物と疾患データベースに基づいて導いた、リアルタイムのがんリスクを知ることができます。グラフやチャートでレポートしますので、定期的な健康診断のように経時的変化も管理できます。

口腔がんの現状

口腔がんの罹患数(患者数)が増えていることを示す図1

日本での口腔がん患者は右肩上がりに増加しており、なんと、死亡率は「46.1%」と非常に高い数値となっています。一方、海外での患者数は減少または横ばいとなっています。大きな理由としては、国全体が積極的に口腔がんの早期発見、早期治療に努めているからにほかなりません。現在アメリカでは、半年に一度、一般歯科医院での口腔がん検診が実質義務化されているほどです。しかし、日本では口腔がんの認知度が低いことに加えて「歯科医院は予防や検診のためではなく、虫歯や歯周病、入れ歯の治療で行くところ」という認識がまだまだ根強く残っています。

口腔がんの罹患数(患者数)が増えていることを示す図2 口腔がんの罹患数(患者数)が増えていることを示す図3